水子供養はお寺?神社?
神社では水子供養は行わない
水子供養がどこで行われているのか分からないという方も多いかもしれません。水子供養はもともと極楽浄土信仰のお寺が始めたものという説もあり、現在でもお寺でしか行われておらず、神社で行われることはほとんどありません。また、そもそも供養という言葉は仏教用語であることから、神道で亡くなった子どもを弔うことはあっても、その儀式を供養と呼ぶことはありません。
お寺でも行わないところもある
水子供養を行うためにはお寺を訪れるのが正解ですが、すべてのお寺にて水子供養が行われているわけではありません。これは水子供養という供養方法が仏教の一部の宗派のものであるためであり、例えば浄土真宗では水子供養の概念がなく、同宗派のお寺では水子供養を行っていません。よって、水子供養を行ってもらうお寺を探す際には、まずは宗派を確認する必要があります。
お寺選び①先祖のお墓があるお寺
先祖のお墓が特定のお寺にある場合、そのお寺で水子供養を執り行ってもらうのがおすすめです。これは先祖と同じお墓に水子を祀ってあげることで、生まれてくることはできなくても大切な家族の一員であるということを示せるためです。また、同じお墓の中で水子が先祖によって守ってもらえると考えれば、遺された家族の気持ちも休まることでしょう。
お寺選び②縁のある・気持ちのあるお寺
水子供養には生まれてくることができなかった赤ちゃんを供養し、成仏させてあげるという目的だけでなく、悲しみに暮れる家族の気持ちを和らげるきっかけを作るという目的もあります。そのためには家族に縁のあるお寺や、残された家族のことを考えた上で、最善の水子供養を行う気持ちのあるお寺が適しており、この点もお寺選びでは重視するのがおすすめです。