水子供養の一般的なお布施は？
お布施は決まっていない
水子供養を行っているお寺では供養方法ごとに供養料を設定していることが多いようでが、水子供養を執り行うにあたっては、このような供養料とは別にお布施をお寺側に支払うのが習わしとなっています。お布施としてどれくらいの金額を持参すればよいのか分からないという方も多いかもしれませんが、ほとんどのお寺ではお布施の金額を決めていないことから、相場などを過度に気にせず、自身の感謝の気持ちを伝えられる金額を持参するとよいでしょう。
新札は避ける
葬儀などのお祝いごとではない集まりで相手にお金を渡す場合は、新札ではなく使い古したお札が適していると一般的にいわれています。このことは、水子供養におけるお布施でも同様であり、銀行などで用意する場合は使い古したものを指定するようにしましょう。また、最近ではこのような新札はNGという習わしが特に若い世代を中心に重視されなくなってきているものの、人によっては不躾と感じることがあるため、使い古したお札を持っていくのが無難といえます。
封筒の準備・書き方
お布施用の白い封筒は最近ではコンビニなどで売られていることもあるため、それをそのまま使用してしまっても問題はありません。このようなお布施用の封筒が手に入らない場合は、白い封筒の中央上半分に「お布施」もしくは「御布施」と書きます。また、文字を書く際には涙で文字がにじんでしまったことを表すために薄墨を使用するのが正しいとされています。一方で、お布施の封筒の正しい書き方は諸説あるため、お寺への感謝の気持ちさえ伝えられれば基本的な形式を押さえるだけで問題はないともいえます。